避難所はどんな所でしょう。
避難所とは、災害が発生した時に、居住の場所を確保することが困難な住民に、その場所を提供する施設です。
2019年9月に発生した「令和元年房総半島台風」と同年10月に発生した「令和元年東日本台風」では、避難所へ行きましたか?
自分の住む町の避難所はどこか知っていますか。そして誰が避難所を開設するのでしょうか。そして誰もが行けるのでしょうか。
さて、概ね皆さんが避難所として考えるところは、近くの学校ですね。
公立の学校が避難所の場合、開設するのは校長先生か町会長、またはPTA会長です。
学校が開いている時はいつでも行けますが、休日や夜間はいつ開いているかは分かりませんよね。大きな台風が迫ってくるのが天気予報やニュースであらかじめ予測されるので、そんな時は天気が悪くなる前に一度学校へ行って避難所開設の準備をしているかを確認してください。台風が近づいて風も強くなってきたら、避難所へ行くことも危険な場合があります。行って開いていなかったら家に戻ることも危険な場合があります。
そして、いざ避難所へ行くとき、手ぶらで行っても避難所にはそこで過ごす必要な生活用品はありません。だって、もともと学校ですからね。
体育館で一晩過ごすのに必要な物は各自揃えて持って行きましょう。
食事はありません。布団も枕もありません。タオルもありません。もし水害で辺りが浸水したら、トイレは流せませんから使用できません。
強風で電線に影響が出れば電気もなく灯りもありません。
よく炊き出しをしたりトイレに並んだりしている映像をニュースで見ますが、それは災害後幾日か経ってからの状況です。
そう、思い立ったらいつでもキャンプや旅行に行くつもりで準備してください。これが「心の備えと物の備え」に繋がります。人任せではなく自分で自分に準備をすること。
それと、2019年の相次ぐ台風による荒川の氾濫警戒情報では、多くの人が避難所へ殺到して、入りきれない人が他の避難所へ行ってくださいとの指示で、行き場を失いかけました。
そうです、レベル4の避難勧告・避難指示であっても避難所へ行けという意味ではなく、避難所以外でも自宅等が安全であれば避難所に行く必要はありません。無理に避難所に行ってケガをしたり体調を崩しては元も子もありません。一度大きな災害が起きれば、長期に渡っての避難生活が始まります。
東京区部には969万人。
その人口すべてを収容する避難所はありません。ほとんどの人が自宅避難となります。
今一度大きな災害が起こる前に、自分の住んでいる場所で避難ができるのか、避難する際に準備があるのかを見直してみてください。

