前回も書きましたが、今年は例年に比べて日本を直撃する台風が少なく、災害による甚大な被害が少ない一年です。しかしながら、大分市佐賀関で発生した大火災は、2016年に新潟県糸魚川市での大規模火災と共通して、冬の乾燥した強風の中、木造住宅密集地の家屋をあっという間に燃やしてしまいました。
大都市圏でも隣とわずかな間隔で隣接する住宅密集地域は数多くあります。
今一度身の回りの火種となることへ注意を払う必要があります。
さて今回は「トイレの備蓄」をお話しします。
トイレを備蓄するとはどういう事でしょうか。地震で壊れた時のために、予備のトイレ本体を買っておくことでしょうか。もちろん違います。
トイレで用を足すのに必要な物は、まずトイレットぺーパーと水です。これらを備蓄します。
まず「水」は石油の18L入りポリタンクなどに備蓄して生活用水を確保します。特に集合住宅では停電になると断水して水が出ませんから、トイレタンクの水を流してしまったら水が出てこないので次は流せません。
ただし、ポリタンクなどに貯めた水道水は、空気に触れることで3日もすれば菌が繁殖し飲用には適しません。備蓄の際は、なるべく空気に触れないよう満タンにして保管するようにしてください。
「トイレットペーパー」は前回にも話しましたローリングストックで、1パックは余分に買い置きしておきましょう。慌てて買いに行っても売り切れていることがあります。
そして最後に一番大事なこと、震度5クラスの地震では配水管が損傷していることもあり特に集合住宅などでは階下に漏水の危険があり、かつ下水管が一杯であれば水が逆流してきます。流すのは確認が取れてからにしてください。
そのため、水も流せない状況では「簡易トイレ」を備蓄することを忘れてはいけません。
1日あたりの排尿平均回数は8回程度です。せめて1週間56回分程度の簡易トイレを備蓄しましょう。スーパーのレジ袋に新聞紙をいれるなどはお薦めしません。1週間も放置したら余りの悪臭に耐えられません。専用の「簡易トイレ」を備蓄しましょう。


・簡易トイレ:断水時や下水損傷、トイレ使用不可の際に
ファシル株式会社:https://facil.jp
・簡易トイレ:断水時や下水損傷、トイレ使用不可の際に
アイリスオーヤマ株式会社:https://www.irisohyama.co.jp
・災害用備蓄トイレ:トイレが破損したり、避難所での災害トイレとして
スターライト工業株式会社:https://safety-life-support.com
・抗菌・抗ウィルス段ボール製簡易トイレ
関西ペイント株式会社:https://www.kansai.co.jp/news/22191/